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ぬゆり



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ぬゆり

祈りはからっぽ

Lyricist:ぬゆり
Composer:ぬゆり

自分が 季節が 誰もが勘違いをしている
稚拙が 俯瞰が 違った形を装い出す

不埒な言葉が 喉から引きずり出されている
何処から来たのか 歩いて歩いて歩いている

行き場を作れないままで 僕は君だ 君は僕だ
霞んで透明な影の指先が蕩けて揺らいで交わる

何も聞きたくなくなっている頭の中は
正しいか間違っているか比べられなくなる
指折り数えている祈りは空っぽになった
きっと きっともう 頼れないな

誓いや怒りが優しく頭痛を解いていく
誰かの風が僕らを追い越すばかりだった

ひとつひとつ違っていき僕になった 君になった
安全さを切り売りして痩せていく心や頭や言葉を
止めて

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重ねたくなった憂いや乾き達を
飲み込んで動かないように震えを噛み殺している
身体は檻になって中身はもう溢れないし
もっと揺らして

灯りみたいな 名前みたいな
赤茶けた心根は捨ててかなきゃ
古い夏や明日の夜にも
もう もう いないの

聞きたくなくなっていた頭の中は
指折り数えている祈りは空っぽになった
ずっと ずっと ずっと ずっと

全て繋ぎ合っておんなじになった
生活も歌も関係も品性も生い立ちも
君が嫌なこと全部殴りたいんだけれど
だって だって だって だって
だって なんでもう 動けないんだ

簡単な夢を見ないで