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東海林太郎
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築地明石町
Lyricist:藤田まさと Composer:長津義司
河岸(かし)の小舟に ゆらゆら灯(あか)り 誰を待つ身の 花の眉 すねた夜風を 袂(たもと)に抱いて 憎くや今宵も 明石町
「想い出って、なぜこんなに悲しいのでしょう。 あたしまた今夜も、知らず知らずの間に、ここ へ来てしまったのよ。女って弱いものだわ。 過ぎ去った昔のことばかり思って泣いている んですもの。でも、これが女よ、笑わないで、 笑わないでちょうだいね。そして成功なすった お姿を、一日も早く見せて下さいね。」
ほんに想えば 昨日のことは 今宵泣けとの 謎かしら 泣いてみたとて 詮(せん)ないけれど Find more lyrics at ※ Mojim.com 女ごころの なんとしょう
「早いものね。もうあれから三年経ってしまっ たんですもの。あなたが立派に成功なさる日ま で、きっと待っていますと、お誓いしたあたし… …、でも、それがみんな夢だったのね。変わっ たわ、あなたがお変りになったと同じように、 あたしもすっかり変わってしまいましたわ。皮肉 じゃないのよ。いいえ、あたしはこれが一番い いお互いの道だと思っていますの。あたし生 れ変わった気持で、これからの世の中を強く 強く、きっと生き抜いてみせますわ。」
情けひとつで 浮世が住めりゃ なんで泣きましょ 都鳥 水の流れに 想いを捨てる これも義理ゆえ 運命(さだめ)ゆえ
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