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安藤治彦



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安藤治彦

ハドソン河のほとりで(アルバム・ヴァージョン)

作詞:松本隆
作曲:安藤治彦
編曲:松本晃彦

ワシントン広場の近くにある占星術
ジプシーの恰好で水晶玉手をかざす
ほら未来は バラ色だよって
でもペテンだね

真水を葡萄酒に変える魔法があるなら
安アパートの窓で酔っぱらいたい気分さ
君のいない都会(まち)は出さないままの絵葉書
監獄に閉じこめた自由の女神みたい

口笛を河岸で吹いた 長いコート風になびかせて
日本へ飛ぶ飛行機の影が ぼくを縫い止める

カメラ海に捨ててオハイオまで帰った奴
挫折は地下鉄の落書きより多いはず
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でもいいのさ 夢売りさばいて
楽するよりも

ひとつあきらめたら将棋倒しになるって
仕事にあふれている野球選手が言った
男らしさなんて言葉が妙に気になり
現実の隙間から逃げようともがくだけ

口笛を河岸で吹いた ぬくもりさえ遠い記憶だね
帰りたいが東京の君が 見せるぼくがない

待っててくれなんて言えないから 忘れていい
長い橋の上を車の灯が 流れてる

待っててくれなんて言えないから 忘れていい
長い橋の上を車の灯が 流れてる