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堀内孝雄



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堀内孝雄

空蝉の家

作詞:田久保真見
作曲:堀内孝雄

降りしきる蝉しぐれ 今年も暑いと言いながら
住む人もいなくなった 生まれた家を売りにきた
ためらいながら息を飲んで カチャリと鍵を開けたとき
こみあげたものは なんだろう
なつかしさと やるせなさと

命の限りに 蝉が鳴く
命の限りに 生きてきた
昭和の時代が そのままに 残るこの部屋

日に焼けた畳に あぐらをかいて
不意に涙ぐむ 空が青すぎる

もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
ギシギシと音がする 廊下を歩けば台所
朝メシの有り難さも 知らずにいつも食わないで
味噌汁だけは飲みなさいと おふくろの声思い出す
無口なオヤジの 咳ばらい ひとつ
なつかしさと やるせなさと

命を尽くして 蝉が鳴く
命を尽くして 生きてゆく
昭和に生まれた 不器用さ そっとしのんで

庭先に転がる 蝉の抜け殻
そうかこの家も 時の抜け殻か
そうかこの家も 時の抜け殻か