- アルバムリスト
- 歌手の紹介
アーケイド・ファイア(Arcade Fire)は、カナダのインディー・ロックバンド。ケベック州モントリオール出身。
ウィン・バトラーとレジーヌ・シャサーニュの2人によるソングライティング・ユニットを中心として結成。2003年に7曲入りEP『アーケイド・ファイア』でデビュー。オルタナティヴ・ロックを基礎に置いたサウンド、様々な楽器を駆使しての重層的でクラシカルなアレンジ、メランコリックで陰鬱な詞世界が特徴。ライブでは、メンバーそれぞれ楽器を持ち替えながら、有機的で熱狂的なステージ・パフォーマンスを展開する。 メンバー
ウィン・バトラー(Win Butler):ボーカル、ギター、ベース、キーボード他
レジーヌ・シャサーニュと結婚。
レジーヌ・シャサーニュ(Régine Chassagne):ボーカル、アコーディオン、ハーディ・ガーディ他 ウィル・バトラー(William Butler):シンセサイザー、ギター、ベース、パーカッション他 リチャード・パリー(Richard Reed Parry):アップライト・ベース、ギター、アコーディオン他 ティム・キングズベリー(Tim Kingsbury):ギター、ベース、キーボード他 サラ・ニューフェルド(Sarah Neufeld):ヴァイオリン他 ジェレミー・ギャラ(Jeremy Gara):ドラムス、パーカッション他
サポート・メンバー
マリカ・アンソニー・ショウ(Marika Anthony-Shaw):ヴァイオリン、ヴィオラ コリン・ステットソン(Colin Stetson):サクソフォーン、ホルン他 ケリー・プラット(Kelly Pratt):ユーフォニアム、トランペット他
上記以外にもオーウェン・パレット(ヴァイオリン)やピエトロ・アマト(ホルン)他も含む。 来歴
1999年、マギル大学へと進学するためウィンがモントリオールへ移住。そこで出会ったハイチ系難民二世のレジーヌ・シャサーニュと意気投合、ウィンの実弟ウィルを引き込んで前身バンドアーケイド・ファイア:MKIを結成。モントリオール及びトロントを中心としてライブ活動を続ける。
2003年、自主制作によるEP『アーケイド・ファイア』でレコード・デビュー。またこの年にウィンとレジーヌが結婚し、夫婦となる。EP発表後にバンドは一旦解体し、中心メンバーであるウィン、レジーヌ、ウィルそしてリチャードを核に再編成され、アルバムのレコーディングに臨む。
2004年、アメリカのインディーズ・レコード・レーベルであるマージ・レコードから初のフル・アルバム『フューネラル』をリリース。同作は、メタクリティックによると33の批評媒体から100点満点中平均90点という極めて高い評価を得たほか、また同レーベルの作品としては初めてのBillboard 200(アルバム総合チャート)へのランクインを果たした。
2005年には『フューネラル』がグラミー賞のベスト・オルタナティブ・ミュージック・アルバムにノミネート、また同アルバム収録曲の一つ「ウェイク・アップ」がU2のライブ「VERTIGO TOUR」オープニングに使用される。8月にはサマーソニック'05にて初来日を果たした。またこの年、新たなアルバムの録音のため、ケベック州の外れに教会を購入している。
2006年にはアルバムの録音に入り、特に年後半は、製作作業のほとんどをレコーディング・スタジオとして改修された教会で行っている。
2007年3月に2ndアルバム『ネオン・バイブル』をリリース。コーチェラやレディング、リーズ等、各地のロック・フェスティバルにも出演。
2008年には『ネオン・バイブル』で再度グラミー賞ベスト・オルタナティブ・アルバムにノミネート。2月には待望の単独来日公演が実現、大阪なんばHatch、名古屋Club Diamond Hallそして東京新木場STUDIO COASTの三箇所にてライブを行った。また、3月にはアメリカ大統領選挙予備選中のバラック・オバマ支援のため、オハイオ州ネルソンヴィルにて2日間の無料ライブを開催した。
2009年4月、『ネオン・バイブル』のレコーディング風景やツアーの模様などを収録した映像作品『MIROIR NOIR-NEON BIBLE ARCHIVES』をリリース。
2010年8月、3rdアルバム『ザ・サバーブス』をリリース。同アルバムはイギリスで全英アルバムチャートで1位を記録し、またアメリカでも発売最初の週で156,000枚を売り上げてBillboard 200チャートで1位を獲得。英米チャート制覇を成し遂げる。また、マージからリリースされたアルバムで初の1位獲得作品となった。第53回グラミー賞では最優秀アルバム賞を受賞した。
2013年10月、バンド初の二枚組作品となる4thアルバム『リフレクター』をリリース。プロデュースは元LCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーが行った。 全米・全英両チャートで1位を獲得したほか、ローリング・ストーンがこの年の年間ベストアルバムランキングの5位に、NMEが同7位に、ピッチフォーク・メディアが同10位にそれぞれ選ぶなど、批評的にも成功を収めた。
2014年7月、6年ぶりに来日し、フジ・ロック・フェスティバルにヘッドライナーとして初出演を果たした。
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