しかし、このアルバム録音直後にバンドが欧州公演を行った際に、同年(1958年)12月28日にフランスのパリのサンジェルマンで録音されたライブ・アルバム『サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ Art Blakey & Les Jazz Messengers Au Club St Germain』(仏RCA原盤)が当時の日本ビクター音楽部から発売され、また1959年公開のヌーヴェルヴァーグ映画作品『危険な関係 Les Liaisons dangereuses』(監督:ロジェ・ヴァディム)、『殺られる Des Femmes Disparaissent』(監督:エドゥアール・モリナロ)への音楽参加を契機として、日本でもこれらの曲が知られ大ヒットし、空前のファンキー・ブームが起こった。因みに、マイルス・デイヴィスも前年公開の『死刑台のエレベーター Ascenseur pour l'échafaud』(監督:ルイ・マル)での音楽を担当している。