1974年にようやく『I Can't Stand In The Rain』でフル・アルバムを制作、1975年にはアルバムからのシングルでビリー・プレストンのカバー「ユー・アー・ソー・ビューティフル」がビルボードのヒット・チャートで5位になりシンガーとしてのキャリアを高めて行く。アルバム『Jamaica Say You Will』、そして翌1976年にはジャマイカでの録音でスタッフとピーター・トッシュ、エリック・クラプトンらとのアルバムをリリースしている一方、長年の薬物中毒とアルコール依存の脱却をはかり1981年にはゲスト・ヴォーカルで参加したザ・クルセイダーズの「Standing Tall」(1980年)がグラミー候補になり、1982年にはジェニファー・ウォーンズとデュエットした映画『愛と青春の旅だち』の主題歌「Up Where We Belong」が全米1位のヒットを記録した。これ以降大衆的な歌手としてアルバムをコンスタントにリリースできるキャリアを確立した。
With a Little Help from My Friends (1969) Joe Cocker! (1969) Joe Cocker(also known as Something to Say) (1972) I Can Stand a Little Rain (1974) Jamaica Say You Will (1975) Stingray (1976) Luxury You Can Afford (1979) Standing Tall (1980 The Crusadersに客演) Sheffield Steel (1982) Civilized Man (1984) Cocker (1986) Unchain My Heart (1987) One Night of Sin (1989) Night Calls (1991) Have a Little Faith (1994) Organic (1996) Across from Midnight (1997) No Ordinary World (1999) Respect Yourself (2002) Heart & Soul (2004) Hymn for My Soul (2007)